機能一覧
MulmoTerminal(Claude Code / Codex を並列に回すブラウザ端末)の機能を 4 本柱(監督 / 可視化 / 自動化・調査 / 拡張)で整理します。言葉の意味は用語集に。使い方は基本編・応用編へ。
1. 監督 — 並行エージェントのコックピット
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| 並行ターミナル | 1 ページ最大 9 セル、あふれるとページ(タブ)が増える。状態順の自動ソート(要対応が先頭) |
| 状態の色 + 通知音 | 作業中(青)/ 入力・許可待ち(琥珀) / 完了・レビュー待ち(緑リング) / アイドル。見張らずに「呼ばれた」と分かる |
| コックピット・ロスター | Expand(拡大)中、横に全セッションの 1 行サマリー一覧(ディレクトリ・AI 要約・プロンプト・最新返答・状態語)。行クリックで拡大対象を切替、Show thumbnail strip でフィルムストリップ(サムネイル列)とトグル |
| キーボード:拡大対象の切替 | 拡大中、割り当てたキーで画面上の並び順に沿って拡大対象を移動。opt-in——既定では何も割り当てられていない。config.json に keymap を追加(設定) |
| レート制限ゲージ | Claude(と Codex)のサブスクが全セッションで共有する 5h / 7d ウィンドウの消費率を、グリッドのヘッダーに常時表示。並列に回すほど速く食い潰すのに、これまでアプリのどこにも出ていませんでした。報告のあったエージェントの分だけ出ます。リセット時刻はホバーで。行に 2 つ以上並ぶときは、数字ごとにそのツールの記号が付くので、claude usage n/a の隣の 7d を Claude のものと読み違えることはありません。出せないときは理由を出します — claude が見つからない / API キー課金で窓が無い / Claude Code の trust プロンプト待ち(そのフォルダで一度 claude を起動して承認)/ 取得できず再試行中。古くなって裏付けられなくなった値は、現在値として描かずに落とします。2 つ目の契約を設定すると(ベータ)、アカウントごとの使用枠が、アカウント名付きでいつものログインの横に並びます |
| マシンの負荷 | セッションを動かしているマシンの load average を、上のウィンドウの隣にコア数に対する % で表示。load 334% は 20 コアで実行待ち 66.8 という意味です。100% は全コアに実行待ちがある状態で、ここからエージェントを足すと今動いているものが遅くなります(琥珀)。200% は全部がコア待ち(赤)。ホバーで 1 / 5 / 15 分の生の値、コア数、倍率(3.3x)。10 秒ごとに更新。load average を持たないホスト(Windows)では 0% ではなく何も出しません。設定の グリッドのヘッダー表示 で消せます |
| 検索欄 | 既定はオフ。設定の グリッドのヘッダー表示 で 検索欄 をオンにすると、どの画面でも上の段の中央に、コマンドパレットを開く検索欄が出ます。コマンドのボタンやキーで開くのと同じパレットです |
| セル追加 / 閉じる / 並べ替え | New terminal、各セルの閉じるボタン、並べ替えモードの Move left / Move right。並び順は auto(注目度順)/ manual(自分で並べる)/ priority(各プロジェクトが orderPriority で宣言した順。設定) |
| ターミナルを寝かせる | セルヘッダーのベッドのボタン(人が寝ている形)で沈めます。タイルもフィルムストリップのサムネイルもロスター行も薄くなり、作業中ドットの拍動が止まります。接続も履歴もそのまま——今は見なくていいセルに /clear を打つ(見た目を変えるために会話をリセットする)代わりがこれです。リロードしても残ります。拡大しても沈んだままなので、寝かせたセッションを起こさずに読めます(ロスター行の「ここにいる」青い縁はどちらでも残ります)。文字を入力すると起きます。読むためのクリックやスクロールでは起きません(マウス追跡中のエージェントはそれらも入力として受け取りますが、区別しています)。手で戻す必要はありません。許可待ちで止まったセルは自分で戻ってきます。ターンが終わっただけでは戻りません(寝かせた結果として当然なので) |
| 通知音は7種類から選ぶ | 完了・入力待ちのほか、Run セルの成功/失敗・セッション終了・PR の CI 落ち・裏の補助処理の失敗にも鳴らせる。既定 ON は最初の2つだけで、残りは opt-in(設定) |
| worktree 隔離 | 同じリポに複数エージェントを走らせても衝突しない git worktree(→ worktree) |
| セッション永続化(tmux) | tmux があれば各セッションは tmux 内で走り、リロード/サーバ再起動を跨いで再接続 |
| スマホ連携(RemoteHost) | タスク完了・入力待ちをスマホへ Web Push。スマホから閲覧・返信・新規ターミナル起動まででき、よく送る文はワンタップのチップに登録可(→ スマホから使う) |
2. 可視化 — どこで何をしているか
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| そのエージェントの作業内容 | セルヘッダーに「今やっていること」を表示 |
| セッションメモ | そのセルが何のためのものかを自分で 1 行書けます。ヘッダーに出ている他の情報はすべて「エージェントが言ったこと」で、セルが増えると見分けがつかなくなるので。ヘッダーのテキスト横の鉛筆から入力(Enter で確定 / Esc で取消)。メモがある間はヘッダーの行がメモに置き換わり、押しのけたタイトルはツールチップに移ります。ランチャのセッション一覧とスマホでも、そのセッションの名前がメモになります。セッション単位で保存され、セルを閉じてもサーバを再起動しても、そのセッションを resume すれば戻ります |
| git ステータスチップ | ⎇ ブランチ ●変更数 ↑ahead ↓behind を常時表示 |
| PR フェーズ / 作業フェーズ | ロスター各行に、ブランチの PR 状態(draft / CI fail / changes / ready / merged …)と作業フェーズ(planning / editing)をバッジ表示 |
| モデル / コンテキスト量 | 例 Opus · ctx 35% — 動作モデルと文脈の埋まり具合 |
| アクティビティタイムライン(Activity timeline) | ツール呼び出し履歴(Bash / Read / Edit …)を新しい順にモーダル表示。セル見出しの履歴メニューから開きます(下の命令履歴・会話のペインも同じメニュー) |
| 会話ペイン(Conversation) | 拡大中セルの会話をターン単位で、ターミナルの場所に表示(開くと会話が主役になる。横に並べ直すのは拡大ボタン)。画面ではなくエージェント自身の transcript を読むので、alt screen の Claude セルでも「流れて消えた分」が読める。上にスクロールすると 1 ページずつ最初のターンまで遡る。話者ごとに枠(自分 / エージェント、名前つき)、返答は Markdown をレンダリング(見出し・表・コードブロック)、ツールは 1 行に畳んで何が走ったかだけ表示(クリックで開く)。ライブ追従はせず、開いた時点のスナップショット+再読み込み。Claude / Codex / Cursor / Copilot 対応 |
| 命令履歴ペイン(Prompts) | 自分がそのセッションに送った命令を新しい順に、拡大中セルの横のペインに表示。上のタイムラインの裏返し(エージェントが何をしたか/こちらが何を頼んだか)。読むだけ・開いたままで自動追随・Claude と Codex 対応 |
| 最後のコードブロックをコピー(Copy the last code block) | セルヘッダーのボタンで、直近の返信の最後のフェンス済みブロックをクリップボードへ。画面からではなくエージェント自身の transcript から取るので、折り返しも行頭の空白も混ざらず、Discord / Slack / メールにそのまま貼れます。ブラウザがクリップボードを許さない環境(https でも localhost でもないアドレス=スマホからなど)では、選択済みの状態で中身を表示して手動コピーに切り替わります |
| コスト(推定) | 設定に セッション / 今日 / 今月 の概算コスト |
| worktree 差分バッジ | worktree セルで変更量を表示、クリックで差分パネル(→ 差分バッジ) |
| GUI パネル | エージェントのツール呼び出しで図・フォーム・画像・書類のほか、HTML・動画/スライド(MulmoCast)・コレクション・会計も描画(Claude / Codex 両対応)。Claude Code が Remotion で書く場面は、パッケージを自分で入れると使えます(MulmoCast の動画) |
| ファイルパスのリンク化 | エージェントがターミナルに書き出したファイルパスをクリックすると、拡張子ごとに開き方が変わります:.md はレンダリング、.json は整形、.csv / .tsv は表、.html は描画されたページ(いずれも新しいタブ)、ソースと .txt はアプリ内の Files ビューで編集可能な状態で、画像・PDF・動画はそのまま。パスの後ろに行があれば(src/a.ts:42、:42:7、tsc の (12,5))、Files ペインやビューで開くときはテキストとしてその行で開きます(画像・PDF・動画・音声はそのまま表示)。新しいタブで開くものは行を使いません。タブが表示できないもの(.xlsx・.zip・Makefile など)も Files ビューに開き、勝手にダウンロードが始まる代わりに Open in OS を出します。セルを拡大している間は横のファイルペインが先に受け取るので、出力したターミナルの隣にそのまま開きます(画像は絵で、PDF は枠の中に、動画・音声はプレーヤーで、HTML は Preview で開きます。そのセルのディレクトリ配下のファイルのみ)。セッションの作業ディレクトリ内のファイルが対象(対応表) |
| PR / Issue 横断ビュー | 登録リポの未マージ PR と Issue を、ツールバーの全画面 Pull requests ビューで一望 |
| Wiki / Collections / Accounting / Files | アプリ内ビュー:Wiki(グラフ表示付き)・コレクション・会計(Collections 画面の上の行から開く)・ファイルエクスプローラ + エディタ |
| コレクションを見たまま進める | コレクションのカードから起動したチャットが、グリッドへ画面を移さずにコレクションの下で動きます。端末はどちらでも同じもので、開いている view の側で操作します → コレクションを見たまま進める |
| 手を止めたときのサマリー | Claude セッションは、作業を終えて(あるいは質問して)ユーザに戻すとき、返答の最後に何を頼まれて・どこまで達成し・何を残したかを短くまとめます。しばらく経ってセルに戻ったとき、遡らずに現在地が分かるように |
| 設定が効かない理由が見える | 設定の Directory settings で、各ディレクトリの .mulmoterminal.json が実際に効かせている値・由来のファイル・捨てられたキー / 読まないキーを確認(設定) |
| アップデート通知 | 新版があるとヘッダーに update バッジ。クリックで環境に合わせた更新コマンド(npm / git clone)を表示 |
| 質問ペイン(opt-in) | Claude セッションが質問で止まったとき、選択肢を拡大したターミナルの横にボタンで出す → 質問にペインから答える |
コレクションを見たまま進める
コレクションのカードのアクションやテンプレートを押すと、これまではチャットが始まると同時に グリッドへ画面が移り、読んでいたコレクションが閉じていました。いまはコレクションの下の ペインで開き、そのまま居られます。
コピーではありません。チャットは普通のグリッドセルで、ペインはそれを借りています。開いて いる view の側で入力でき、行き来してもスクロールバックも入力途中の行もそのままです。「グリッドへ 戻す」ボタンが無いのは、そもそも出ていないからです。

- 1 つのコレクションに複数。1 本目が動いている最中に次を訊くとタブが増えます。タブにはグリッドと 同じ色のドットが付き(琥珀 = あなたの番、グレー = 作業中)、見ているタブには「いま何をしているか」が 1 行出ます。
- ツールバーの Collections に本数が出ます。グリッドから見ても、その奥で動いていることが分かります。
-
下に置くか、右に置くか。タブ列の右端のボタンで切り替えます。一覧を眺めているときは下(横長)、 1 件のレコードを読みながら話すときは右(縦長)が読みやすいはずです。選んだ位置は記憶され、 サイズも位置ごとに別々に覚えます。

- 仕切りをドラッグすればターミナルの大きさを変えられます(位置ごとに記憶されます)。矢印キーでも 動きます(下なら上下、右なら左右)。
- 閉じるのはセル自身の電源ボタン(
power_settings_new)です(ペインでもグリッドでも、同じ端末なので同じボタン)。 - リロードしても残ります。チャットはグリッドセルなのでもともと残りますが、どのコレクションの ものかも一緒に覚えています。
質問にペインから答える
Claude セッションが質問で止まると、ターミナルに矢印キーで答えるダイアログが出ます。設定 → ターミナルのキー → 質問ペインを on にすると、同じ選択肢が拡大したターミナルの横にボタンでも出ます。

ペインは質問が来た瞬間に拡大中のセルで自分で開き、答えた時点で閉じます。タイル表示のセルに来た質問は、 そのセルを拡大したときに開きます。開くボタンはありません — 何も訊かれていないときに開くものが無いためです。

ダイアログは消えませんし、ペインはその置き換えでもありません。 ここで選ぶと、左に出ている実際の ダイアログの矢印キーと Enter を代わりに押します。どちらで答えても先に答えた方が通るので、キーボードで 答えたい人には何も変わりません。同じ理由で、ペインが出せるのはダイアログ自身の選択肢だけです — Chat about this はターミナル側に残ります。
自分の言葉で答えるのは、質問が1問だけで、答えも1つのときに使えます。ボタンの下に入力欄が出て、 書いた言葉がダイアログ自身の Type something の行に入ります。複数問のときや複数選択の問では 出しません — 打鍵が「答え」にならない場所で止まってしまうためです。
- Claude セッションだけ。 選択肢は Claude Code 自身の hook で届くので、codex やシェルのセルでは ペインは開きません。
- 1問ならクリックした時点で送信。 スクリーンショットのように複数問まとめて訊かれたときは、問ごとに まとまって出て、複数選択の問はいくつでも選べます。全問に答えが入ると Send が押せます。
- 既定は off です。ペインがターミナルに打鍵する機能なので、頼んでいない人に勝手に入るべきではないためです。
ターミナルの隣でファイルを編集する
グリッドのセルを拡大(Expand)すると、ヘッダーにフォルダのトグルが出ます。押すと拡大領域が 左右に割れ、左がターミナル、右がファイルエクスプローラ + エディタになります。root はそのセルの ディレクトリで、その上には出られません。区切りはドラッグ、またはフォーカスして ←/→・Home・End でも動かせます。ズームの 2 つの表示(ロースター / フィルムストリップ)どちらでも動き、拡大を別の ターミナルに移すとペインもそちらに張り替わります。開閉状態・幅・開いていたファイル・展開していた ツリーは記憶され、ページをリロードしても開いていたファイルに戻ります(ディレクトリごとに1回だけ 復元されるので、同じリポジトリの2つ目のターミナルは空のツリーから始まります)。
複数のファイルをタブで開けます。 普通のクリックは今見ているファイルと入れ替わります。 Cmd+クリック(Windows / Linux では Ctrl+クリック)か、右クリックメニューの Open in a new tab で開くと両方が残り、ヘッダーの下にタブが並びます。ターミナルに出たパスを クリックしたときも同じで、Cmd+クリック(Ctrl+クリック)なら前面のタブを置き換えずに新しいタブで開きます。タブを切り替えると 離れる側のファイルは保存され、戻るとそのタブで見ていた位置に戻ります。ツリーも前面のタブに合わせて、そのフォルダを開きます。タブは ×、 ホイールクリック、フォーカスして Delete で閉じられます。
ツリーからファイルを作る・名前を変える・消すことができます。 行の右クリックメニューの最後に、 New file…・New folder…(そのフォルダの中、ファイルの行ならその隣に作ります)・Rename…・ Move to Trash が並びます。名前を変えたファイルのタブは新しい名前で残り、ゴミ箱に移したファイルの タブは閉じます。削除はシステムのゴミ箱(macOS、Linux では freedesktop のゴミ箱)に移すので、消えてなくなりはしません。 Linux ではファイルマネージャから元に戻せます。macOS では Finder の「戻す」が元の場所を知らないので、ゴミ箱からドラッグして戻します。 ゴミ箱の場所が分からない OS(Windows)では、メニューに削除が出ません。操作はすべてペインのフォルダの中に 限られます。外を指すリンクは、リンクそのものとして名前を変えたりゴミ箱に移したりし、リンクの先には何も作りません。
ツリーに git の状態が出ます。 git のリポジトリでは、VS Code と同じく、変更したファイルに M、追加に A、git の管理外の新しいファイルに U、名前の変更に R が付き、中に変更のあるフォルダには点が付きます。エージェントがどこを書き換えたかが、フォルダを開かなくても分かります。エディタでは、最後のコミットから変わった行の横に印が付きます(新しい行は緑、変わった行は琥珀色、行が消えた場所には切れ込み)。ヘッダーの Changes を押すと、消えた行もその場に表示します。履歴 には、このファイルの以前の版が並びます(ここで開いたとき、ディスクの変更で読み直したとき、保存で上書きする前に残したもの。新しいものから数件)。それぞれ 比べる(印がその版との差になり、その旨の帯が出ます)と 戻す(その版の内容を編集として入れます。取り消せます。未保存の編集は先に版として残します)ができます。ここで一度も開いていないファイルをエージェントが書き換えた場合、その前の版はありません。
同じエディタは、従来どおり Files ヘッダーボタンや、エージェントが出力したファイルパスの クリックから全画面でも開けます。
エディタは開いているファイルの言語で色をつけます。 Markdown・JS/TS・JSON は常にすぐ色が つきます。HTML(.vue / .svelte / .astro を含む)・CSS/SCSS・YAML・XML/SVG・Python・Rust・ Go・Java/Kotlin・C/C++/Objective-C・PHP・SQL は、その種類を最初に開いたときに取りに行くので、 一瞬プレーンテキストで表示されてから色がつくことがあります。それ以外は色なしのままです。

Markdown の見出しから移動できます。 ヘッダーの 見出し ボタン(一覧のアイコン)で、ファイルの見出しがレベルに応じて字下げされて並びます(Edit のときは、今読んでいる見出しに印が付きます)。選ぶと、Edit ではその行が、Preview ではその見出しが画面の先頭に来ます。コードフェンス・HTML コメント・front matter の中の見出しと、引用や箇条書きの中の見出しは並びません。
エディタと Preview を並べて表示できます。 Markdown のファイルでは、Preview の横のボタン(分割のアイコン)で、左にエディタ、右に Preview が並びます。エディタをスクロールすると、Preview は今いる見出しについてきます(見出し単位なので、同じ節の中ではそれぞれ別にスクロールします)。Preview は保存済みの内容を表示するので、編集は次の保存で反映されます。もう一度押すと、エディタだけに戻ります。
HTML・画像・PDF・動画・音声もペインで見られます。 .html には Markdown と同じ Preview があり、ページそのものを表示します(スクリプトは隔離された環境で動き、fetch などの通信はできません。横に置いた画像は相対パスで読み込まれますが、相対パスの CSS と JS は読み込まれません)。.svg は Preview で絵として、PNG・JPEG・GIF・WebP は画像として表示されます。PDF は枠の中に表示され、動画と音声はブラウザのプレーヤーで再生できます(大きなファイルでもシークできます)。編集するには大きすぎるテキストファイルでも Open in OS が出ます。.csv と .tsv は Preview で表として、アプリの配色で表示されます。ターミナルでこれらのパスをクリックすると、ペインが開いていればペインで描画された状態で開きます。
選択した行をエージェントに渡せます。 ヘッダーの @ ボタン(または keymap の files-insert-selection)で、選んだ行を @src/a.ts#L10-20 の形で、横のターミナルの入力に差し込みます(Claude Code の IDE 連携と同じ形)。送信はしないので、続けて「ここを直して」などと書き足せます。選択が無いとき(Preview のときも)はファイルだけを差し込みます。未保存の編集は先に保存するので、エージェントが読むファイルと行番号が合います。Claude Code 向けの形で、ほかのエージェントにはただの文字として渡ります。
Markdown は Preview で読めます。 相対パスの画像が表示され、先頭の YAML の front matter は外され、外部リンクはブラウザの新しいタブで開きます。ほかのファイルへのリンク(./b.md、../README.md)は、ペインの新しいタブで開きます(Markdown なら Preview のまま)。ペインのフォルダより上を指すリンクは開かず、その旨を表示します。 ``mermaid ` のフェンスは図として描かれ、そのコードは下に畳んで置かれます(図のソース を開くと見たりコピーしたりできます)。数式はそこではコードのままで、ペインの見出しにある Canvas なら両方とも描画されます。コードブロックには言語に応じて色が付きます(エディタと同じ言語: JavaScript/TypeScript・Python・JSON・CSS・HTML・YAML・XML・Rust・Go・Java・C/C++・PHP・SQL・Markdown。それ以外は色なし)。ブロックの右上の小さなコピーボタンを押すと、そのブロックを画面からではなくファイルから読んで、そのままコピーします。画面下に、先頭の 1 行と行数を出す通知が出ます。Markdown ファイルは Preview の見た目を自由に変えられるので、貼る前にその 1 行を確かめてください。見えない文字・制御文字・向きを変える文字を含むブロックは、代わりにアプリ側のダイアログで <U+…> と書き出して見せます。ブラウザがクリップボードへの書き込みを許さない環境でも、同じダイアログになります。
同じディレクトリで動いているエージェントとの編集競合に対して安全です。
| どうなるか | なぜ |
|---|---|
| 開いているファイルから離れると保存される — 別ファイルを開く / Preview に切り替える / ズームを移す / ペインを閉じる / 画面を離れる / タブを閉じる | エディタは作業中のターミナルの隣にいます。拡大が動くたびに Discard unsaved changes? が出ると、その流れを毎回止めることになります |
| 開いた後にディスク側が変わっていたら、保存は 409 で拒否されます | ここでは「開いているファイルをエージェントが書き換える」のが普通に起きます。バナーで「読み直す」か「このまま上書き」を選べます |
ファイルを開いたとき・上書きする直前に、~/.mulmoterminal/backups/ に 3 世代残ります | 聞かずに保存してよいのは、潰した内容を取り戻せる場合だけです。プロジェクト外なので .bak が git status やエージェントの視界に入ることはありません |
| 保存もバックアップも書けないときは、何も進みません | 写しがどこにも無い状態で離れることだけが、入力を失う唯一の結末だからです |
| ディスク側の変更は保存を試みる前に気づきます — Claude の書き込み hook で即座に、それ以外も 30 秒以内に | 編集していなければ黙って新しい内容に差し替わります(ペインが生きたビューとして振る舞う)。編集中ならバナーを出して選ばせます。ポーリングは Codex・git・ビルド・他のエディタを拾うためです |
塞げていない経路が 2 つあります。全画面ビューを完全に閉じるときは(バックアップも失敗して いれば)バッファを守れません。またタブを閉じる瞬間の送信はブラウザが 64 KB に制限するため、 非常に大きな未保存バッファは出て行けないことがあります。
3. 自動化 & エラー調査
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| ファイル添付 | ファイルをターミナルへドラッグ & ドロップ、またはパスメニューの ファイルのパスを挿入 の OS ファイルダイアログで絶対パスを挿入 |
| スクリーンショット貼り付け | 画像をターミナルにそのまま貼り付けると ドロップしたファイルと同じ場所に保存され、絶対パスが挿入される。いったんファイルに保存して選び直す往復が要らない。PNG / JPEG / GIF / WebP。テキストの貼り付けは従来どおり |
| スクリプト実行 | そのディレクトリの script.json のコマンドを実行。稼働中セッションの Run(再生アイコン)からは隣の空きセルで走らせ、対話を止めない(空セルのランチャからはそのセル内) |
| Skill メニュー(Run a skill in the current session) | そのディレクトリで使えるスキル(.claude/skills)を一覧し、選ぶと今のセッションで /<slug> を実行。working dir のスキルを優先表示。.mulmoterminal.json の skills で絞り込み可 |
| Skills 画面 | その他の機能 → Skills(コマンドパレット、操作 screen-skills からも)。このマシン では、~/.claude/skills・有効なプラグイン・ターミナルを開いたフォルダの .claude/skills にあるスキルを 3 列で一覧・検索し、SKILL.md を読める。自分のスキルを上書きするフォルダのスキルには印がつく。skills.sh では公開一覧を検索し、まだ入っていないスキルの SKILL.md・持ち込むファイル・コードを実行できるファイルを、インストールする前に見られる。インストールはしない(npx skills add … の行をコピーして自分で実行)。検索語は 検索 を押したときだけ skills.sh に送られる |
| Mulmo メニュー(Show a deck from this directory) | そのプロジェクトの mulmoScript のデッキを一覧し、選ぶとセルの隣の Canvas に出す。ビューアなのでセッションには何も入力せず、エージェントにも聞かない(トークンを使わない)。探索はせず、出どころは 2 つだけ —— ワークスペースの artifacts/stories と、.mulmoterminal.json の decks に自分で書いたパス。デッキがどこにあってもどのディレクトリでも動く。ファイルツリーに見えているデッキは、ペインが自分のルートのディレクトリを把握していれば(ヘッダにそのパスが出ている)Open in the Canvas からも開ける |
| git 操作 | worktree セルからコミット(Claude に依頼)/ Push / Open PR をワンクリック |
| コピー & ペースト | 選択して離した瞬間にコピーする copyOnSelect(既定 OFF)と、キーに割り当てる copy / paste(keymap)。ターミナル内のプログラムからキーを奪う設定なので、どちらも opt-in(設定) |
| 出力の要約(Summarize output (AI)) | 端末出力を claude -p に渡し、エラー / 警告 / 原因 / 直し方を短く要約 |
| プロンプトとしてコピー(Copy as prompt) | コマンド + ディレクトリ + 要約 + フォローアップをコピーして任意セッションに貼付 |
| ターミナル間のやり取り | Bring another terminal’s last turn(吹き出し)で別セルの直近ターンをこのセルへ取り込み。Exchange(左右の矢印)は送信 → 相手の回答 → 自動で持ち帰りの自動 1 往復(Claude ↔ Codex の相互レビューに) |
| 素のシェル | ランチャの Shell トグルで、選んだディレクトリに OS 標準シェル($SHELL)を永続端末として起動。インストールも設定も不要 |
| 起動コマンド | それ以外の対話コマンド(codex / htop / 任意)を永続端末として起動 |
| 音声入力 | マイクの音声を文字起こししてプロンプトに入力。設定モーダルで話す言語を選べる(ブラウザごと)——ブラウザの言語 / 発話ごとの自動検出 / 固定の言語。マイクが想定していない言語で話すと、想定言語へ翻訳されて返るので設定推奨 |
| MCP サーバ | 設定の MCP SERVERS で、自分の HTTP MCP サーバをセッションに合流 |
/mulmoterminal-bug-report | 「なんか変」と思ったら。同梱スキルが症状を聞き、実際の設定とバージョンを読んで仕様・設定で説明がつかないかを確かめ、既知の issue を検索し、それでも残ったものだけを報告用にまとめる(環境情報は自動収集、鍵はマスク) |
/mulmoterminal-help / ツールバーのヘルプアイコン | MulmoTerminal について何でも質問できる——何ができるか、機能や画面の各部の使い方、設定の仕方、今の版と最新版で何が新しいか。同梱のガイド・変更履歴・ソースを読んで答え、確認した場所を添える。歯車の隣のアイコンを押すと一回で開く。何も変更しない |

4. 拡張 — DSL で自分に合わせる
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| ヘッダーの操作ボタン | buttons で input(テキスト送信)/ open(URL・ファイルマネージャ・アプリ内ビュー・ファイル選択・新規端末・PR)/ shell(コマンド実行)を追加。${変数} と when 条件付き |
| ヘッダーの表示チップ | chips で組み込みチップの並べ替え・非表示 + カスタムチップ(→ ヘッダーのリファレンス) |
| 名前バッジ / 色 | .mulmoterminal.json でディレクトリごとに名前・各所の色 |
| ランチャ / cwd presets / PR repos | 設定で起動コマンド・作業ディレクトリ候補・横断 PR 対象を拡張 |
| テーマ | Midnight / Nord / Daylight / Solarized Light |
| ターミナルのフォントサイズ | 設定モーダルで調整(ブラウザごと)、または .mulmoterminal.json の fontSize でディレクトリごとに固定 |
| ターミナルのスクロール速度 | 設定モーダルで調整(ブラウザごと、0.25 倍〜3 倍)。シェルのスクロールバックと Claude Code のような全画面アプリの両方に効くので、Mac のトラックパッドで行き過ぎるときは下げる |
| 履歴表示から戻る | シェルや Codex のセルをホイール(やドラッグ)で遡ると tmux の copy-mode に入り、キーは履歴の移動に使われてプログラムに届かない。その間はセルに 「履歴を表示中」の帯と 「入力に戻る」ボタンが出る(q でも戻れる)。戻るときにプログラムへは何も送らない |
| 送信時に最新へ戻る | Enter(や送信ボタン)を押すと、スクロールしていたターミナルが最下部に戻る(普通のターミナルと同じ挙動)。シェルは元々そうなるが、Claude Code のような全画面エージェントは自分でスクロール位置を持つため、こちらで行った分だけ巻き戻す。既定は on、設定モーダルで切替(ブラウザごと) |
| ターミナルのフォント | グローバル設定の fontFamily、またはディレクトリごとに指定。既定スタックに CJK フォントが入ったので、日本語がブラウザ任せのフォールバックにならない |
設定なしなら従来どおり——ボタン/チップ/色は足したぶんだけ効き、既定の見た目は変わりません。 詳細は設定方法へ。
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