エージェントが右ペインを操作する

セルで動いているエージェントは、そのセルの右ペイン(Files ボタンで開くのと同じペイン)を使えます。 できることは二つです。

  • ファイルを見せる(showInPane)。Files ペインでファイルを開きます。見せ方と行はエージェントが選びます。 変更の説明を読む代わりに、変更そのものを見られます。
  • 確認を頼む(requestCheck)。端末の上に確認項目のカードを出します。各項目からワンクリックでファイルを開き、 OK か NG を付け(メモは任意)、Send を押すと、全部の答えが次のメッセージとしてエージェントに届きます。 エージェントはそれを見て NG を直しに行けます。

どちらも、人が目で見る必要がある場面のためのものです。画面の変更、描画された文書、図、エージェント自身では 良し悪しを判断できない出力などです。

  1. 有効にする
  2. ファイルを見せる: showInPane
  3. 確認を頼む: requestCheck
  4. エージェントのセルが画面に出ていないとき
  5. 頼み方
  6. 制限

有効にする

この二つは Canvas の道具(render グループ)に入っています。presentDocument や presentChart と同じ グループです。Canvas の道具が使えるセルなら、この二つも使えます。

  • ワークスペースでは、Claude・Codex・Copilot のセルは GUI の道具を最初から全部持っています。何もしなくて大丈夫です。
  • プロジェクトのディレクトリでは、セッションを始める前にランチャーの MCP の切り替えで Canvas をオンにします。 切り替えはディレクトリに登録されるので、効くのはそこで次に始めるセッションからです。動いているセッションには届きません。
  • Antigravity・Grok・Muse・Cursor は、ワークスペースでも登録しないと GUI の道具を使えません。 どのコーディングエージェントを使うか を見てください。

MulmoTerminal を更新する前から動いていたセッションには、この道具はありません。新しいセッションを始めてください。

道具の名前を言う必要はありません。いつ使うかは道具の説明に書いてあるので、普通の言葉で頼めば十分です。 下の 頼み方 を見てください。

ファイルを見せる: showInPane

端末の横の Files ペインに、エージェントが頼んだ design.md が Canvas 表示で開いている

エージェントはファイルと、必要なら見せ方を指定します。

エージェントの指定 表示されるもの
editor(既定) エディタでファイルのソース
preview 描画した表示。Markdown、HTML、CSV は表として
canvas Canvas が描くのと同じ表示。Markdown、HTML、MulmoScript、ShapeScript
split Markdown なら、左にエディタ、右に Canvas 表示
行番号 その行までスクロールしたエディタ(見せ方の指定より優先)

Files ペインが閉じていれば自動で開き、いつも通り横にファイルツリーが出ます。ペインに保存していない編集があれば、 先に保存します。保存に失敗したときはペインはそのままで、編集は失われません。

ファイルはセルの作業ディレクトリの中にあるものに限ります。外のパスは断られ、エージェントにもそう伝わります。 また、Files ペインがそのディレクトリを表示している必要があります。ペインで別のディレクトリを開いていると、 そこにはファイルを開きません。

確認を頼む: requestCheck

端末の上の確認カード。3 項目のうち 1 つが OK、1 つが NG でメモ付き。ペインには項目 2 の HTML ページが開いている

エージェントは短いタイトルと、最大 20 個の項目を書きます。各項目は「何を見て、どうなっていれば正しいか」を 一つずつ(例:「数式が $…$ のままではなく描かれている」)。開くファイルを付けることもできます。

拡大したセルの右下にカードが出ます。

  1. 項目の 開く(矢印のアイコン)で、その項目のファイルが、エージェントの選んだ見せ方でペインに開きます。 カードはそのまま残るので、項目を順に見ていけます。
  2. 各項目に OK か NG を付けます。メモは任意です。NG のときは何がおかしいかを書くと、 エージェントが何を直せばよいか分かります。
  3. 全部の項目に答えると Send が押せるようになります。結果は一行にまとめられ、自分で打ったのと同じように 端末に入力され、カードは消えます。

エージェントはその一行を次のメッセージとして読み、作業を続けます。たとえばこうなります。

Check results for "Design notes" (1 NG): 1. OK: The diagram is drawn 2. NG: The HTML page says Hello — the page has no title

カードでは次のこともできます。

  • たたむ(山形のアイコン)と下の端末が見えます。答えは残ります。
  • 閉じる(×)と答えずにしまいます。エージェントには Check "<タイトル>" was closed without answers. の一行が届くので、 待ち続けることはありません。頼まない限り出し直さないようにも伝えてあります。
  • 同じエージェントが新しい確認を出すと、古いものと入れ替わります。
  • ページを再読み込みしたり接続が切れたりしても、同じ項目のカードが戻ってきます。

エージェントは答えを待ちません。確認を出したらそのターンを終えます。結果は、送ったときに新しいメッセージとして届きます。

エージェントのセルが画面に出ていないとき

  • 別のセルを拡大している: 画面は何も変わりません。ファイルや確認は待っていて、エージェントのセルを拡大すると出ます。
  • 何も拡大していない(タイル表示): エージェントのセルが自動で拡大され、そこにファイルや確認が出ます。
  • 設定などの別の画面にいる: セルは自動では拡大されません。エージェントのセルに戻ったときに出ています。

頼み方

普通の言葉で頼めば、あとは道具の説明が導きます。たとえば:

  • 「今変えたファイルを見せて」。変えた行でファイルが開きます。
  • 「README を Canvas 表示で開いて」。canvas で開きます。
  • 「終わったら、新しいページがちゃんと動くか確認項目を出して」。最後に requestCheck が来ます。 各項目が見るべき場所を指し、NG のメモが次の作業になります。
  • 「スライドを一枚ずつ一緒に確認したい」。スライドやファイルが一つずつ項目になります。

うまく回る流れ: エージェントが何かを変える → 確認を出す → 自分が付ける → エージェントが NG を直し、 直したところだけの新しい確認を出す。

制限

  • セルの作業ディレクトリの中のファイルだけ。
  • 確認は最大 20 項目。項目の文は数百文字で切られます。
  • カードは拡大したセルの上にだけ出ます。タイル表示には置き場所がないので、セルを自動で拡大します。
  • 結果は一行で入力されます。メモの改行は空白になります(改行は途中で送信してしまうため)。制御文字は取り除かれます。
  • エージェントが操作できるのは自分のセルのペインだけで、ほかのセルのペインには届きません。

関連: 機能リファレンス · 機能一覧


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