11.0.0 — データに質問する
11.0.0 時点(2026-10-19 公開)の記録です。 アプリが進むにつれて古くなります。それは想定どおりで、 最新の説明は各節のリンク先のガイドにあります。
このリリースで、会話だけでデータを分析する流れがそろいました。ファイルを渡して知りたいことを聞くと、 計算式の入った表と、表を追いかけるグラフが返ってきます。誰でもしそうな頼み方で 15 の分析を試し (「このファイルを分析して」から「B のほうが本当に良い?」「解約しそうなのは誰?」まで)、見つかったことを直しました (#3113)。
新機能
「分析して」でなく、質問でよい
「分析して」と言う必要はなくなりました。ファイルについて知りたいことを、そのまま聞いてください (#3114)。
ab_test.csv で、B のほうが良いと言っていい?
data/sensor.csv はセンサーの 1 日分の値。おかしいところはある?
data/monthly_sales.csv から来月の売上を予測して。
エージェントは言葉で答え、その答えの元になった表とグラフも出します。確かめたり、直したりできます。
詳しく: 頼み方。
Excel のファイル
Excel のファイル(.xlsx)も CSV と同じように使えます (#3114)。エージェントは、ファイルにどんなシートがあって、 どれを読んだかを伝えます。大きな Excel のファイルは、スクリプトで集計します。
詳しく: データを最初から最後まで分析する。
表の関数が増えた
ROW、COLUMN、ROWS、COLUMNS が使えるようになりました (#3116)。たとえば =ROW()-1 で、データのシートの行に 番号を振れます。これまでは #NAME? と出ていました。
詳しく: 使える関数。
画面の変化
表は、誤りのセルなしで届く
表の計算式が誤り(#N/A、#VALUE! など)になると、エージェントにどのセルかが伝わるようになり、 直してから「できた」と言うようになりました(#3114)。 直す間に、表が 2 回出ることがあります。わざと残す誤り(検索で見つからない場合など)は、そう伝えます。
見えない変化
月や文字を正しく読む
することはありません。前に作った表にも、新しい表にも効きます (#3116)。
2025-01と書いた月が、数の 2025 として読まれていました。 その列で月ごとに合計すると、どの月にも 1 年分の 合計が入り、しかも誤りとしては出ませんでした。今は2025-01は文字として読まれ、月ごとの合計になります。- カンマを含む文字(
Tokyo, Japan)が 0 と読まれていました。 今はその文字のままです。 - 日本語の名前のシートを、
'で囲まずに参照できます(=基準!B1)。 - 互いを参照するシートが正しく速く計算され、
$A$2:$C$10のような範囲の検索も動きます (#3114)。
直ったかの確かめ方: 表の A1 に Tokyo, Japan、B1 に =LEN(A1) と書きます。12 と出れば直っています(前は 1)。
Excel と違うところが一つ残っています。2025-01 は日付にはなりません。日付を受け取る関数(YEAR(A1))は #VALUE! を返し、自分でセルに 2025-01 と打つと引き算として読まれます。書いたとおりに残すには、 セルの編集で種類を「文字列」にしてください。