設計図(試験中)— 試してくれる人向けの案内
「設計図」は、作りたいアプリを聞き取って仕様書にまとめ、その仕様書から工程ごとに Claude Code が組み立てていく機能です。人が決めること(仕様の確認、費用のかかる操作、公開)だけ止まって聞き、あとは最後まで自動で進みます。
試験中です。 MulmoTerminal 6.5.0 から入っていますが、見た目も中身も変わっていく途中です。
用意するもの
| 必要なもの | |
|---|---|
| 全員 | Node.js 22.13 以上、yarn、ログイン済みの Claude Code(claude が動くこと)、git |
| Firebase で試す人だけ | Google アカウント、支払い方法を登録できる Google Cloud の請求先アカウント、firebase(Firebase CLI)、gcloud、JDK 21 以上(macOS なら brew install openjdk@21 で足ります) |
まずはローカル(Firebase なし)で試してください。こちらは自分の PC の中だけで完結し、費用もクラウドの設定も要りません。
Claude の利用量について: 1 回のビルドは工程ごとに Claude Code のセッションを起こすので、ふつうにチャットするよりまとまった量を使います。
動かす
npx mulmoterminal@latest
ブラウザで http://localhost:34567 を開きます。上のバーに「設計図」ボタンがあれば準備完了です(npx mulmoterminal --version が 6.5.0 以上であること)。
- 設計図を動かせるのは、1 台の PC で 1 つの MulmoTerminal だけです。MulmoTerminal を 2 つ同時に起こすと、あとから起こした方は一覧を見ることはできても、操作すると
blueprints on this machine are run by the MulmoTerminal on port …と断られます。 - 各工程のエージェントは、いつものグリッドには出てきません。何をしているかは設計図の画面に表示されます。
作業用フォルダを信頼しておく
エージェントは誰も見ていないところで動くので、Claude Code の「このフォルダを信頼しますか?」で止まると先へ進めません。そのため、信頼済みのフォルダの中でしか始められないようになっています。一度だけ次の準備をしてください。
- 試し用の親フォルダを作ります(例:
mkdir ~/blueprint-trials)。 - そのフォルダで
claudeを起動し、信頼するかを聞かれたら「はい」を選んで、すぐ終了します。 - 以後は、ビルドのたびにこの中に空のフォルダを作って使います(例:
mkdir ~/blueprint-trials/library)。
作ったフォルダで
git initはしないでください。git のリポジトリになったフォルダは親の信頼を引き継がなくなり、途中の工程で止まります。git で管理したいときは、ビルドが終わってからにしてください。
最初の一回: 「おうち図書館」
家にある本と、誰に貸しているかを記録する小さなアプリを、自分の PC の中に作ります。
- 「設計図」→「新しく作る」を開きます。
- 「例から始める」で おうち図書館 の「この例で始める」を押します。土台(ローカル)、作るものの種類(自由に作る)と質問への答えが入ります。
- 「プロジェクトのフォルダ」に、さっき作った空のフォルダをフルパスで入れて「始める」を押します。
- 最初の工程で仕様書ができると、仕様書の画面で止まります。ここがいちばん大事なところです。
- 仕様書を読み、「決めていないこと」が残っていれば確認します。
- 変えたいことがあれば、下の欄に書いて送ります(例: 「本の削除もできるようにして」)。エージェントが仕様書を直して返事をします。
- 納得したら「承認する」を押します。
- あとは工程が順に進みます。作業中の工程では、エージェントが何をしているかと経過時間が表示されます。
- 「質問が届いています」と出たら、答えを書いて「送る」を押します。
- 工程が止まったら、「判定の結果」を読んで「もう一度」を押せます。
- 「すべての工程が完了しました」と出たら終わりです。フォルダの
README.mdに、起動のしかた(yarn start)とデータの置き場所が書かれています。起動して、実際に使ってみてください。
試してほしいこと
できた範囲で構いません。どれを試したかも教えてください。
基本の流れ
- おうち図書館を最後まで作り、できたアプリが動く
- 仕様書の画面で会話をして、仕様書が直る(何往復かしてみる)
- ほかの例(家計簿・チームのタスクボード・見積書づくり)を一つ作る
- 例を使わず「自由に作る」で、自分の作りたいものを一つ作る
止まり方・戻り方
- 質問に答えると先へ進む
- 承認のところで「やめる」を押すと、そこで止まる
- 作業中に MulmoTerminal を止めて起こし直すと、その工程をやり直して続く
- 画面の案内(質問の手順)だけで、迷わず操作できる
Firebase(慣れている人だけ)
Firebase の土台は、開発用とそれとは別の本番用、2 つの Firebase プロジェクトを使い、従量課金(Blaze)への切り替えも必要です。いまのところ確かめているのは開発用への公開までです。本番への公開の承認はしないでください。
- 「ミニ SNS」の例で、開発用に公開されたアプリに Google でログインできる
- 土台 Firebase・種類「社内向け業務アプリ」の「稟議」の例で、会社のドメイン以外のアカウントが断られ、その画面がわかりやすい
- コンソールでの操作を頼まれたとき、質問に書かれた手順だけでできる
困ったとき
| 起きたこと | 見るところ |
|---|---|
「始める」で Claude Code does not trust … yet と断られる | 作業用フォルダを信頼しておく をもう一度。フォルダが git のリポジトリになっていないかも確認 |
| 工程が止まった | 「判定の結果」に理由が出ます。「もう一度」でやり直せます |
操作すると … run by the MulmoTerminal on port … と断られる | この PC で MulmoTerminal がほかにも動いています。そちらを使うか、止めてください |
| ビルドの記録を消したい | ~/.mulmoterminal/blueprints/runs/ の中の、そのビルドのフォルダを消します。作ったアプリのフォルダはそのまま残ります |
報告のしかた
うまくいったことも、いかなかったことも issue #2246 にコメントしてください。次があると助かります。
- MulmoTerminal のバージョン(
npx mulmoterminal --versionの結果) - 土台・作るものの種類・使った例(自分で書いたなら、その内容のあらまし)
- 何をしたら、何が起きたか。期待していたことは何か
- 画面のスクリーンショット(ビルドの画面の URL
http://localhost:34567/blueprints/…も) - 止まった工程の「判定の結果」の文言
スクリーンショットや文言に、メールアドレス・プロジェクト ID・フォルダのパスなど見せたくないものが写っていたら、隠してから貼ってください。
わかっている制限
- Firebase の本番への公開(
protect以降の工程)は、まだ実際には確かめていません。 - コンソールでの操作の手順は、Firebase のコンソールの表示が変わると合わなくなることがあります。合わなかったら、どの画面で何が違ったかを教えてください。
- 公開後の確認は「画面が真っ白でないこと」までで、読み込み中のまま止まる不具合は見逃すことがあります。
- 「マーケット」(外からパックを取り込む画面)は試作です。公式の一覧はまだありません。